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zoom RSS 書評:見える化

<<   作成日時 : 2005/11/02 15:01   >>

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【Executive Summary】 見えていると思っていても、実際には「見えていない」し「見ていない」。

「見える化」は、「可視化」や「目で見る管理」とも言うが、見たいものしか見ない、見たくないものは見えないという、我々一般人の習性を理解した上で、企業の様々な取組みを「見える」「見せる」様にする仕組みだ。本書には、見える化の意味と意義、見える化を実践している34事例と、見える化に取組む際の留意点やアプローチが紹介されている。

但し、単純に「見える化」の仕組みを作ったからと言って十分に機能するものではない。見えた課題や問題を即時にきちんと愚直なまでに改善し続ける前向きな姿勢、規律が備わっていなければ意味がない。そこまでやるのが真の「見える化」だと筆者は力説する。「現場力を鍛える」ための方法論の一つとして「見える化」を活用してみてはどうだろうか。

【コメント】 Operational Excellence(OE) vs Strategic Positioning (SP)
戦略論で研究対象企業の競争優位の源泉はOEなのかSPなのかという議論がある。

例えばDELL。当初はSPなポジションを確保してニッチ市場を拡大していったが、現在そのビジネスモデルは他に類を見ないほどのOEの上に成り立っている。本来OEかSPかという議論は意味がなく、優れたSPも優れたOEの支えが必要なのだ。本書に事例として出てくるトヨタ、キヤノンなどは良い例だ。

優れたOEは優れた現場力が支えており、優れた現場力を支える仕組みとして「見える化」がある。心理学的にも、人は見たいものしか見ないし見たくないものは見えないように出来ている。その方が楽だからだ。傷付かなくて済むからだ。でも企業活動ではそういう甘えは許されない。見なければならないものをきちんと誰もが見えるようにして、改善に取り組むことが重要だ。「見える化」は犯人探しのためではない。誰もが犯人になる可能性がある中で、過ちを未然に防ぐ手段だ。

トップから現場まで全社的に風通しの良い企業を作りたいなら、「現場力を鍛える」と「見える化」は有効な手段となるだろう。

おススメ度 ★★★★☆
企業の強みは現場力にあると考えるならぜひ。通勤中に手軽に読める。

見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み 遠藤 功(著)
見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み

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★★★★☆「見える化」遠藤功、東洋経済新報社(2005/10)¥1,680
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