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zoom RSS 書評:恐怖の存在 (上・下) マイクル・クライトン(著)

<<   作成日時 : 2005/11/29 17:26   >>

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【Executive Summary】 地球温暖化問題に疑問を呈す
ご存知「ジュラシック・パーク」の原作者の最新著作。地球温暖化問題が、現実に起きている問題なのか、という視点で論文やデータなどを分析し、世の中の常識に疑問を呈している。統計学的な数値処理により、自分の思い通りの結論を導くことの可能性とその恐さを見せ付けてくれる。つまり、情報操作の怖さだ。現代社会の真の恐怖は、地球温暖化問題ではなく、情報操作である、というのが著者の隠された主張であるのかもしれない。

ストーリー自体は荒唐無稽、行き当たりばったり的な展開が多く、必然性の無いエピソードもあり、逆に見れば、そういう意味でのエンタテイメント性はある。


【コメント】 なぜ「地球温暖化問題」をこの視点で取り上げたのか、に興味がある
まさか、マイクル・クライトン氏がプロパガンダ小説を書いたのでは?などと疑いたくはないが、地球温暖化問題が現実に存在しない問題であると言う視点で書かれたこの小説を、現アメリカの某政治団体が情報操作を意図するために書かせたのではないかとつい疑ってしまった。それほどまでに、地球温暖化に対する疑念に満ち溢れている本なのだ。

ストーリーの荒唐無稽さはとりあえず横に置くとして、統計学の危うさ、学界や企業の論理の理不尽さ、情報操作の恐さ、そしてそれらを知らない大衆の無知の恐さ。そういうもの全てが、「恐怖」として存在するのが現代社会。情報操作を見抜く聡明さ、知恵。そういうものを個人がそれぞれに実感して身に付ける必要がある。

だが、現代社会において、真の聡明さや知恵を育むのは非常に難しい。学校教育は上からの押し付けに過ぎないし、自分で考える力を付けるというより、やはりまだ暗記ものが中心だ。学校教育を離れて、自分自身の思考ができるようにするには、やはり、読書をして、考えることが有効だと思う。

オススメ度 ★★★☆☆ 
統計学的な記述に辟易しないなら。地球温暖化に興味があるなら。そして、自分自身の意見をちゃんと持っているか、持ちたいと思うなら。

恐怖の存在 (上)
恐怖の存在 (上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

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とりあえずさわやさそーなの探した
こういうのがダメなんだろーなわたしわ・・・。 ...続きを見る
うにゅう
2005/11/29 23:03

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