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zoom RSS ドラッカー教授のご逝去に際して

<<   作成日時 : 2005/11/12 21:36   >>

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米国カリフォルニアのロサンゼルス郊外にあるクレアモント大学大学院で教鞭を取っていたP.F.ドラッカー教授が11月11日亡くなられた。95歳だったそうだ。心から同氏の死を悼み、静謐のうちに休まれんこと祈る。だが、「経営学の父」と称される同氏の逝去は、20世紀の偉大な知性がまたひとつこの世の中から消え去ってしまったことを意味する。もしも、この世に言い残すことがあるならば、夢枕に立って苦言を呈して欲しいと願うのは身勝手な願いだろうか。

きっと明日になれば、ドラッカー追悼企画が全国の書店で開催されるのだろう。そういういかにも資本主義的な反応は致し方ない。大切なのは中身だし、ドラッカー教授の思想が今一度注目されることだ。

ドラッカー教授の本は未来志向で示唆に富み、怠惰な諦めと恐れに打ち勝つ言葉に満ち溢れている。表層的な快楽、利己的な利便性を求めるのではなく、社会のため、未来のためという真の博愛主義、人類愛が常に根底にある。同氏の著作は、そうした思想に基づいた、指南の書であり、実践の手引きであった。

そうした思想家であり経営哲学者でもある同氏が、昨今の世界情勢や経済や経営の方向性を見て、何も感じていなかったとは思えない。思いたくない。きっと、同氏の深い洞察力は、現代社会の病魔の原因を見抜き、未来を変えていくための、何か提言を考えていたに違いないと信ずる。その言葉が聞きたかったと思うのだ。

とはいえ、今は長年のご尽力に感謝し、後塵にたくさんの言葉を残してくれたことに感謝し、同氏の魂が安らかに休まれることを祈る。我々に後は任せて下さい、とはとてもとても言い難いが、同氏に報いるには後に残されたものが、自立して自律して精進し続けるしかない。

合掌。

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