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zoom RSS 書評:戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語

<<   作成日時 : 2007/01/14 23:46   >>

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【Executive Summary】
旭山動物園は北海道旭川市にあり、「行動展示」で有名になった。年間来場者数が上野動物園を抜いた頃からメジャーになり、今年(2007年)に入ってからもテレビの特番が組まれているほどだ。関連の本も多い。
一方の到津(いとうづ)の森公園は北九州市に位置し、全国的には余り有名ではないが、地元では伝統のある動物園として親しまれ、廃園の危機を市民が市役所を動かして救ったほどだ。
いずれの園長も自らの存在意義と存続をかけて戦った。この本にはそうしたふたりの熱い戦いの軌跡と、編集者のうんちくが語られており、微妙なバランスをかもし出している。

【コメント】  ニート、ひきこもり、キレる子供たちの原因の一つがここにある
猿は人間が育てると猿にならない、と編集者の島は言う。「群れの中で育ってこなかったサルを急に群れの中に放すと、引きこもるか、攻撃的になるか、どっかしかない。社会的動物と呼ばれている動物達は、「社会をもってもやっていける」のではなく、「社会的にしか生きられない」。その社会が高度であればあるほど、その社会的動物の子供は、密な社会的関係なしには正常に育たない。この場合の「正常に」とは、「社会的に正常に」ということだけではない。「生理的に正常に」と言うことさえ服務。あるいは「心理的に正常に」ということも含む。
ここだけでもこの本を読む意味がある。

動物園があることによって、人は人として生きていける。旭山動物園の小菅は言う。この本は現代の日本社会が抱える病理の原因とその解決方法を提示してくれている。
戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語
戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語 (中公新書)

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