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zoom RSS 書評:幸せはいつもちょっと先にある

<<   作成日時 : 2007/06/24 14:32   >>

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【Executive Summary】 唯一人間だけが・・・
ハーバード大学社会心理学部の教授による「唯一人間だけが」できることについての本。答えは「未来を予測すること」。人間は前頭葉が発達したために、未来について考えられるようになった。未来を予見することは、情熱を抱いたり、不安になったりすることにつながる。
幸せには感情、道徳、判断の3種類があり、それぞれ違うレベルでありかつ主観的であるため、「幸せ」の客観的な定義はむずかしい。幸せかどうかは未来を先見する中から出てくるが、人の脳は持ち主を欺く。実現しない細部を穴埋めしたり、実現した部分を見過ごしたり、今感じていることとは程遠い想像をしたりする。本書は人の脳が陥りがちな間違いに気が付く役に立つ。

【コメント】 「幸せ」に焦点を当てるのが新しい?
茂木健一郎氏の活躍によって、脳が持ち主を欺くさまが分かるようになってきた。そこで、持ち主は頑張ってAHA!」体験をして脳を鍛えるのである。予測や計画に関わるのは人間の前頭前野。ここを鍛えると認知症予防になることも川島隆太教授によって広く知られている。人が明るく希望を持ったり、あるいは反対に悲観的になったりするのも前頭前野の働きがあるからだ。本書はこうした最近の脳科学と心理学をマッチングさせた内容であるが、「幸せ」をキーワードにしたところが新しい切り口である。これまでの心理学は、治療的意味が強かったが、予防的な観点だとも言えるからだ。唯一最大の問題は、「幸せ」を定義できないことである。誰もが感じる「幸せ」は、実は誰一人として同じものはない。まったくの主観的な感覚であるからだ。科学的に調査して最大公約数をとったとしても、それは一人の人間の感じる幸せとは異なるものになっている。逆説的に、科学で測れないものにこそ、最大の価値があるのではないかと考えさせられる。

オススメ度 ★★★☆☆ 
教養があるように見せかけて、単なる雑学のようにも思えるので。
幸せはいつもちょっと先にある―期待と妄想の心理学
幸せはいつもちょっと先にある―期待と妄想の心理学

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