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zoom RSS 書評:トリプルAのリーダーシップ論

<<   作成日時 : 2005/11/11 10:21   >>

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【Executive Summary】 創刊30年記念号特集
特集は、DELL、Siemens、P&G、Nestle、UPS、JetBlue、GE、EMC他の企業トップ(会長、社長、CEO)への人材育成、組織論、リーダーシップのあり方についてのインタビュー。いずれもアメリカ式経営(高成長、高収益、効率化、株主重視など)を取入れ推進しているが、同時に人材育成や企業文化を重視することを忘れていない。この特集を組んだHBRの意図は後者の重要性を改めて強調する所にあると推測される。総括すると、リーダーの役割とは、目標、目的、評価基準などのハード面と、Communication、Collaboration、Coopetition(Competition + Cooperation)などのソフト面とのバランスを上手く取り、求心力と推進力を維持・拡大していくことにある。

【コメント】 HBRの最近のリーダーシップ論は、「生え抜き」を高く評価している。90年代後半〜2000年の初めの頃、業績不振の企業の再生には、HBRは人員リストラやノンコア事業の売却など主に財務諸表を見て大鉈をふるう「ターンアラウンドマネージャー」を持て囃した。既存の企業文化や価値観は変革を阻むものとして疎まれ積極的に全面改革すべきとの論調だった。多くの企業がこの論を唱えるアカデミーやコンサルに従った。ところが、この号でHBRが紹介するリーダー達は、社内の生え抜きの改革者である上に、変革を進める際には企業文化の維持や価値観の一貫性を重視している。以前の論調から180度の転換のように見える

一條教授のリーダーシップ論の授業の際にも議論になったのだが、リーダーシップの問題は、外部からのターンアラウンドマネージャーが悪くて、生え抜きが良いという単純な二元論的問題ではない。要は、一貫性を保ち、何を残し何を捨てるか、何時捨てるかを適切に判断でき、社内外と適切なコミュニケーションが取れ、株主、顧客、従業員・社員の支持を得られるリーダーだけが改革を成功させられるということだ。

自らの規律と一貫性を保つためには、適当なオトシどころを安易に探して問題が解決したかのように振舞うことだけは止めようと自戒する次第。

おススメ度:★★★★☆
時間があれば斜め読みされたし。戦略企画スタッフ、マネジメント向け 

トリプルAのリーダーシップ論 ハーバードビジネスレビュー11月号

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マネジメント
マネジメントマネジメントは、経営学の分野の一つで、その創成期から扱われているもの。20世紀初頭のアメリカで、組織的怠業問題を解決する為にフレデリック・テイラーによって提唱された科学的管理法がその始まりとされており、それはまた今日の経営学の始まりでもある。20世紀の終わりには、マネジメントの項目は以下... ...続きを見る
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2005/11/11 13:04

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