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zoom RSS 書評:現場力の覚醒 ハーバード・ビジネス・レビュー 2006年1月号

<<   作成日時 : 2005/12/07 22:35   >>

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【Executive Summary】 高業績の原動力は組織の最前線に宿る
ライン・マネジャーが好循環への鍵。全社的な戦略を認識させ、自分達の仕事との関連性を理解させ、意欲を高めることが重要。特集では、BP社のライン・マネジャー活用の取り組み、オープンブックマネジメントや従業員持ち株制度(ESOP)によるライン・マネジャーの動機付け、ソーシャル・ネットワーク活用による現場主導のコラボレーションの実現、「神経症的インポスター:優秀であると評されるのに自分ではペテン師だと思っている人」の問題について紹介。

また、「フォーチュン100」経営者のキャリアパスについて、過去20年間の変化を比較・検証する記事も掲載。


【コメント】 ライン・マネジャーの動機付けに苦心しているのか、・・・アメリカでは?
「現場力が成功の鍵」というのは、日本企業には言わずもがな。日本企業なら、まず「やる気、やりがい」を重視した動機付けを行うところだが、特集記事の2、3で紹介されているアメリカ的経営手法では、まず明確な評価や報酬制度を用いた動機付けが重視されるところが興味深い。

一方で、特集記事の1のBPの事例ではライン・マネジャー一人ひとりの「やる気、やりがい」を重視し、全社戦略の講義をしたり、監督手法を教えたり、横のつながりを作ったりする研修を行ったが、これなどは日本企業の研修制度と何処が違うのか?という感じである。

この3つの記事を読み比べると、アメリカではライン・マネジャーの動機付けの「決定版」を決めたいのだろうかと思えてくる。日本企業なら、多かれ少なかれトヨタやキヤノンをお手本としてこの手の動機付け研修を行っているところが多いと思うのだが、それとて、個々の企業が独自に研修システムを作っているはずだ。一方のアメリカでは、試行錯誤が好きなのか、あるいは、単にトレンドを追いかけて右往左往しているだけなのか、なんだか時代によって価値観が180度変わる様な傾向が垣間見えて、それは人材育成においては絶対に違うと言いたくなる。

今回の特集記事も余り参考になることは無い。今回も、スキップしても良かったかもしれない。個人的には、巻末近くの日本IBM 大歳社長の「今こそイノベーション力が問われる」という記事が一押しである。

<記事より引用>
 ドラッカーは「あらゆる活動にはリスクが伴う。だが昨日を守ること、すなわちイノベーションを行わないことの方が、明日をつくることよりも大きなリスクを伴う」と述べている。
 この言葉の重みを実感している経営者は、IBMがくぐり抜けた90年代の苦境を経てきた私だけではないと思う。企業はイノベーションを起こし変化し続けなければ生き残れない。この永遠の命題をいかに企業DNAに埋め込んでいくか。IBMの価値観の再構築は、その命題に取り組んでいる。


※DBHR会員(登録無料)向けに、先日他界されたP.F.ドラッカー博士の単行本未収録・インタビュー冊子を無料進呈するそうです。http://www.dhbr.net/pfd/

おススメ度:★★★☆☆
11、12、1月号と、人間系の特集が続き、やや食傷気味。戦略、財務、マーケティング系のズバッと切り込むような論文を期待したいが、次回特集もリーダーシップ。なぜ? 戦略企画スタッフ、マネジメント向け 

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