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zoom RSS 書評:脳の中の人生

<<   作成日時 : 2006/04/11 23:11   >>

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【Executive Summary】 今、流行(はやり)の臨床脳科学最近のテレビ番組の流行(はやり)は、日本語を見直すクイズと、脳の不思議の解説だ。脳科学の進歩によって、以前には科学と認められなかった脳と心の働きの関係が注目されている。本書は、最近、テレビ番組でも人気の茂木氏が、週刊誌に連載していたものを、こちらも流行の新書にまとめたもの。
記憶によって人は人間らしい生を享受できる。情報は外からやってくるばかりではない。内なる記憶から掘り起こすものでもある。ある数学者は、創造することは記憶を呼び起こすことにとても似ていると断言する。実際に、使われる脳の領域も非常に近いそうだ。脳の仕組みの解説と生き方への示唆に富んだ一冊。

【Points to Note】 なるほど!
記憶の編集力
人間の脳の中では、記憶は一度定着されても、そのままずっと静止していることはない。長い時間をかけて編集され続けるらしい。その過程で人間は世界について新しい意味、新しい見方を獲得していくらしい。
(^_^;) 釣った魚の大きさがどんどん大きくなることってありますね。

人はなぜ不確実性を好むか
脳は確実なこともウレシイと感じるが、不確実なこともウレシイと感じる。いずれの場合もドーパミンが放出されるのだ。ドーパミンによって感情のシステムが機能し、不確実性にうまく対応できる。不確実さを好むことはすなわち新しい可能性を探し求めるということだ。
(^_^) チーズを探すのは別に特別なことじゃなかったんですね。

マイルドな多重人格者
脳の中に蓄積された記憶のうち、どの部分にアクセスするかで人格が変化するという事例は、普通に見られる現象である。職場、家庭など、生活の中のさまざまな状況に合わせて少しずつ違う人格が現れる。状況に応じて自分を使い分けながらも、自分であり続けることがよりよく生きるための秘訣である。
(-_-;) かといって、人格を多くし過ぎると、本当の自分を出せる場が無くなって大変だと思います・・・。

どうすれば「ひらめく」のか
脳がある程度退屈しないとダメらしい。目新しい刺激が次々に入ってくると脳はそれを処理するので手一杯になるから。外から興味深い刺激が入ってこない状態で脳が自ら何かを作り出そうとするときにひらめく。
(^_^)v ならば、会社から長く離れて退屈している私に、ひらめきは訪れるでしょうか!

【コメント】 脳には人生が詰まっている
人は経験から得た記憶によって、知識、感情、人格を形成していく。経験の積み重ねが、現在・過去・未来の人生となり脳の中に詰まっていく。人は常に現在しか生きられないが、過去を解釈し直して生き直すことが出来るし、過去の解釈を通して未来への希望を持つことができる。
脳の中には全ての記憶が蓄積されているが、取り出せるのはほんの一部分だけだ。多く取り出せるようにするには、何もインプットしない時間が必要らしい。記憶を取り出すことは、自分を再発見することでもある。今を生きるために、未来の自分とおなじくらい過去の自分も大切にしようと思う。

オススメ度 ★★★★☆ 
読売ウィークリーの連載をまとめたもので、とても読みやすい。平易な文章でありながら筆者の思いが伝わってきます。脳トレーニングをする前にどうぞ。

脳の中の人生
脳の中の人生 (中公新書ラクレ)

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