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zoom RSS 書評:ハーバード・ビジネス・レビュー 「弁証法」施行 超ロジカル・シンキング

<<   作成日時 : 2007/04/14 15:12   >>

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【Executive Summary】 弁証法:正・反と合への止揚
ロジカル・シンキングは出来ているがイノベーションは出来ない。昨今のトレンドは「競争優位にはイノベーション力」だ。だが、一朝一夕でイノベーションは生まれないし、そもそも、イノベーションを生む仕組みは何なのだろう。この問いに答えるのが弁証法である。アウフヘーベン、フロネシス、可塑性、右脳思考、ダブル・ループ思考など、その思考法と実践法について、本書では解説する。

【Points to Note】 特集記事の要点
超ロジカル・シンキング −弁証法でイノベーションを生み出す(大前研一)
イノベーションを生み出す力は組織や個人の思考様式に基づく。自分の考えに固執するような思考停止した組織や個人ではダメだ。論理思考は必要だがあくまで型である。自分の考えに対する反を受け入れ、共に試行錯誤を繰り返し、合を目指す。してはならないのは、攻撃し返すこと、反論に屈すること、反論をしないこと、落とし所を用意すること。アンテナを高くして現場を感じ、自分の考えを持って喧々諤々やりあおう。

フロネシスの知、美徳と実践の知識創造論 −分析と論理を超えた「人間の力」を問い直す(野中郁次郎)
個人や組織の持つ卓越性がイノベーションを生む。卓越性は「何が善いか=美徳」を日々考え実践する中で習得される。美徳は、社会倫理的な徳、審美性への理解、知的力量からなる。卓越性の追求には実践的推論に基づく弁証法的実践が欠かせない。

左脳思考と右脳思考を融合させる −全体思考を培う6つの感性 (ダニエル・ピンク)
情報=左脳中心の時代は終わった。ハイ・コンセプト(新たなコンセプトを生む力)とハイ・タッチ(共感など感情の力)=右脳中心の時代になったのだ。MBAホルダーに見られる理論や知識の集積では不十分だ。むしろ美学修士が優れている。6つの感性:デザイン、物語、全体の調和、共感、遊び心、生きがいが重要だ。つまり、人生をどのように生きるか、という感性である。無理をしてでも身に付けるべきである。

【コメント】 脱 ロジカル・シンキング
2000年に入ってから(と思うが)ロジカル・シンキングが非常に流行った。論理的に思考することで合理的な迅速な判断を可能とする手法である。方法として、「MECE(ミッシー)」、「So What?」、「Why So?」、「ロジックツリー」や「ピラミッドストラクチャー」などがある。いったい何が発端で流行ったのだろうか。これはもともとコンサルで良く使われる手法である。そもそもロジカル・シンキングが出来なければコンサルは勤まらない。だが、全ての人が常にコンサル的な思考をすることは不必要であるし、不条理や矛盾を解決するにはロジカル・シンキングではかえって善い解を見つけ難いのではないか。経験的にも、Aha!というヒラメキがもっとも善い解決策だったりすることが多い。弁証法はそのAha!のヒラメキに至る過程を客観的に、あるいは後付け的に記述するものである。その方法を知ったからといって必ずヒラメキが訪れる保証はない。経験を積み失敗を重ねる中で体得する身体的スキルである。

おススメ度:★★★★☆
あなたは、自分の人生を楽しんで日々生きていますか?(やばッ!?)
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年 04月号 [雑誌]
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年 04月号 [雑誌]

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