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zoom RSS 書評:私塾のすすめ(齋藤孝・梅田望夫 著)

<<   作成日時 : 2008/06/02 13:59   >>

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【Executive Summary】 声に出して読みたい日本語&Web 2.0のコラボ
私塾あるいは、私淑。自ら、これと思う人=ロール・モデルを真似て超えていくプロセスである。同じ世代で志向の似ている齋藤孝と梅田望夫は、それぞれにロール・モデル=あこがれの人を、それぞれの年代やシチュエーションに合わせて、設定して、真似て、そして超えてきたという過去を持つ。あこがれを持つ、ということは、自分の感性・感覚にあった人を選択する能力であり、志向性を持つ能力である。この両方があれば、やる気や情熱が生まれ達成感がそれを増幅する。今が旬のふたりの考え方を知り、自らのロール・モデルにするのに良い本である。

【Points to Note】 気になったフレーズの抜粋
「形にならない思い」のようなものを育てていくことはとても大事。「もやもや感」が育っていって、それによりパッションが大きくなれば、やがて「デザインする力」に変換できます。(P.15)

「自分探し」への違和感。小さい頃からどういう遊びをしてきて、何をやってきたかが、全部この身体につまっている。だから自分は探さない。きっかけ・起爆剤を外部=ロール・モデルに求める。(P.31)

「縁を的確に感じる力」を磨くことは本当に大切ですね。「直感を信じよう」(P.33-35)

「あこがれにあこがれる」という構造を出現させるには、その先生(あこがれの対象)が「あこがれのベクトル」になっていなければなりません。それがその存在から発散されていることがいちばん大事で、リアル空間であれば身体とか表情、声、そういうものからすぐわかりますし、言っていることの内容からでも分かります(p.86)

自分がやりたいと思っていることに対して、面白いからどうぞ、と言ってくれる人とのマッチングは、砂金を探すようなものです。「ノー」が当たり前。だから一個でも良いことがあったら大喜び。合わない人がいるのは全くかまわない。(P.132-133)

ある一定量をこなさないと、質的変化がおこらないということを信じて、量をこなすということを、まず最初の課題にしていく。(P.134)

物事が続くか続かないかというのは、細かい差異に敏感になってそれが面白いと思えるかどうかによる(p.151)

人生観をつきつめて考える時期が、青年期といわれる時代に、かつてはあった。「生きるとは何か」を問い詰めた時間。いかに生きるべきかを考えるというのは、実務的な人間からすると、無駄といえば無駄に思えるかも。(p.170)

【コメント】 自分を否定しない、否定されてもへこたれない自分を創る
営業をしたり、コンサルをしたりするときには、自分の考えを提案の形にして提示するわけだが、100発100中ということはありえない。かならず、互いの思いや考えに齟齬があり、あるいは、単純に相手の感情を逆なでしたりして、どこか不合意に終わる。ひどいときは、全面対決になったりする。そのときに、自分はなんてダメなんだ、あるいは、相手がXXだからわからないんだ、などと思っていては、先に進まない。自分も相手も悪くはない。単に視点が違い、思いが違うだけなのだ。そこを上手にすり合わせていく。それが上手く行く営業やコンサルのコツである。

それが面白いと思えるか、自分が更に上を目指すことができるか。情熱の量に関わることだが、自分があこがれる人を見つけることが大事というのがこの本のメッセージであるように思う。あこがれ、なんて言葉は、高校・大学くらいでおしまいになってしまっていると思うが、いつまでも、あこがれを持つことが大切らしい。自分みずからがあこがれの対象になる。そういう生き方もありかもしれない。

おススメ度:★★★★☆
人の振り見てわが振り直す。人の考えを読んで、自分の考えを振りかえる。そういうきっかけになる本。対談形式が苦手な方にはおすすめできないので☆1つ減点。

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